一度火を入れると焼却物が自分で燃えてくれる。連続運転時は燃料を使わなくて済んで省エネにつながる。 今は環境対策でとやかく言われる時代だけど、乾溜ガス化は安定して完全燃焼の状態が続いているからCO濃度も低い。
前処理をしなくていいから非常に楽だしコストも掛からない。 今まで使っていた炉は投入口が狭くていつも詰まっていた。選別してから連続して投入する必要がある上に、灰を出さないと投入できないからとにかく手が掛かっていた。 現在は、滞っていた処理物がはけるようになって助かっている。
1番は燃焼温度を自動で調節してくれること。燃焼状態の管理は装置が行うから、原理を理解していれば熟練の技術や人員は必要ない。うちの場合だとスタッフはたいてい定時で上がって夜間は無人で運転している。
熱がかかったまま動くからすぐに壊れる。常に装置に付きっきりで、 動作部への給油や見回りに必要な人員を確保するのが大変だった。 キンセイの装置を選んだのは動くところが少ないから。機械的に動くのは1日1、2回の投入と灰出しの時くらいだから、壊れにくい。 修繕のために装置を停めなくてすむから年中安定稼働できるのが非常にいい。