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ケニア国納入実績(UNIDO)

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ケニア国納入実績(UNIDO)

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プロジェクト背景・経緯

2020年、国連工業開発機関（UNIDO）は、開発途上国の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）や様々な感染症対策に役立つ技術をもつ日本企業13社を採択し、この中にキンセイ産業も選ばれました。本事業は、日本企業がアジアとアフリカで健康・衛生環境の向上を目的とした技術の普及に取り組むプロジェクトです。

プロジェクト概要

事業名(正式名称): UNIDO(国連工業開発機関)
開発途上国の感染症予防に向けたSTePP技術の実証・移転による海外日本企業支援事業
ケニア国ナイロビ市医療機関における感染性廃棄物の
感染防止に係る乾溜ガス化焼却装置の実施・移転事業
現地カウンターパート: ナイロビメトロポリタンサービス(NMS)
設置場所: ケニア国　ナイロビ市　ムツイニ病院
納入機種: 乾溜ガス化焼却装置　MGB-100型
プロジェクトの内容: ムツイニ病院へ焼却装置を導入　病院で発生する感染性廃棄物を焼却処理(約500kg/日)

ケニア国ムツイニ病院
ケニアのナイロビの病院やプロジェクトの関係者たち

UNIDO 日本語機関誌「ゆにわーるど」に掲載されました

「ゆにわーるど」は、UNIDOのホームページ内での掲載の他、各地の商工会議所や政府関係機関に配布している雑誌です。

ゆにわーるど　2022(III) vol.68

（UNIDO様のWebページに移動し、「ゆにわーるど」のPDFがご覧いただけます）

新聞に掲載されました

病院に焼却装置を設置する取り組みは注目を集めており、読売新聞、上毛新聞の2つの新聞に、記事を掲載していただきました。

読売新聞オンライン：「日本の医療用焼却炉、ケニアのコロナ対策に一役…感染ゴミの処理支援」

（読売新聞様のWebページに移動します）

採択された理由・強み

キンセイ産業の技術が採択された理由

完全燃焼

キンセイ産業の乾溜ガス化焼却装置は完全燃焼するため、
煙突から出るのはCO₂や水蒸気などのみ。有害なガスは出ません。
感染性廃棄物が完全燃焼するので、燃え残りがなく安全です。
一括投入

破砕などの前処理が不要、そのまま投入が可能です。
容器破損などを防げるので、衛生的。また、人が感染性廃棄物へ触れる機会が減るので、怪我などを防げます。
密閉構造

投入完了後の焼却装置は、蓋を閉め、完全な密閉状態になります。
廃棄物やガスが外に漏れない構造の為、安全・安心です。
省エネ

乾溜ガス化焼却装置MGB-100型は、少ない燃料で運転できます。ランニングコストを抑えることができ、経済的です。
省スペース

従来の焼却炉と比べて省スペースなので、導入検討が容易です。
どんな病院の敷地内でも、わずかなスペースがあれば導入できます。
有害物質の発生抑制

優れた焼却性能・完全燃焼により、ダイオキシン類の発生を抑制します。
環境配慮も徹底した装置です。

機種の概要

実際にケニア国ムツイニ病院に納入された装置
「MGB-100」

機種
乾溜ガス化燃焼装置　MGB-100型

投入方式
一括投入バッチ式

操作方法
自動運転

処理能力
500kg/日　(感染性廃棄物)

投入容積
1㎥

設置面積
5m × 5m

煙突の高さ
11m

設置・稼働の様子

[日本]設計・試運転

キンセイ産業社内にて、組付け・試運転を実施。技術スタッフによる、出荷前の最終確認を実施。
リモートによる据付工事

感染症の影響で、現地への渡航が中止に。キンセイとケニアの現場をLIVE中継でつなぎ、技術スタッフのリモート指示により据付工事を実行。
現場工事の様子

ケニア・ムツイニ病院敷地内。ケニア人の現地スタッフによる据付工事の様子。
感染性廃棄物の投入(試運転開始)

ケニア人のスタッフによる、実際に感染性廃棄物を投入した試運転が開始。キンセイ技術スタッフが日本から見守ります。
試運転状況の確認

試運転の様子。関係者や近隣住民が見守る中、煙・燃え残りが少ない、MGB-100の焼却の強みをしっかり発揮。
研修実施・引渡しへ

現地スタッフへの研修、質疑応答を実施。今後自分たちだけで運用していけるように、操作方法をレクチャーします。

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