タイ納入実績(JICA)

Overseas achievements

プロジェクト背景・経緯

JICA中小企業海外展開支援事業の普及・実証事業に採択され、タイ国・チェンマイに乾溜ガス化燃焼プラントを導入しました。
本事業は、開発途上国の開発ニーズと優れた製品・技術等とのマッチングを行うことによって、将来的に、開発途上国の課題の解決と日本企業の海外事業展開との両立を図り、もって ODA（政府開発援助）を通じた二国間関係の強化や経済関係の一層の推進に資することを目的としています。

完全燃焼

キンセイ産業の乾溜ガス化燃焼プラントは完全燃焼するため、
煙突から出るのはCO₂や水蒸気などのみ。有害なガスは出ません。
感染性廃棄物が完全燃焼するので、燃え残りがなく安全です。
一括投入

破砕などの前処理が不要、そのまま投入が可能です。
容器破損などを防げるので、衛生的。また、人が感染性廃棄物へ触れる機会が減るので、怪我などを防げます。
密閉構造

投入完了後の焼却装置は、蓋を閉め、完全な密閉状態になります。
廃棄物やガスが外に漏れない構造の為、安全・安心です。
省エネ

乾溜ガス化燃焼プラントGB-20-2100特型は、少ない燃料で運転できます。ランニングコストを抑えることができ、経済的です。
技術の移転

徹底した運転指導を実施。現地病院スタッフだけで、今後もプラントの維持管理・運用ができるようにレクチャーします。
現地タイにあるキンセイの協力会社「JTエンジ」が、強力にサポートします。
有害物質の発生抑制

優れた焼却性能・完全燃焼により、ダイオキシン類の発生を抑制します。
環境配慮も徹底した装置です。

実際にタイ国チェンマイ大学医学部附属病院に納入された装置「GB-20-2100特型」

据付工事

現地スタッフと協力して工事を実施。日本で製作した装置が次々運び込まれ、チェンマイ大学内で組み上げられます。
研修実施

日本キンセイ産業本社で研修を実施。社内のテスト機を実際に運転し、装置の正しい使い方を徹底的に学んでもらいます。
医療廃棄物の投入

投入の様子。破砕等の前処理が不要なので、容器が破損せず安全です。
投入容積は20㎥。この装置の導入で、大量の医療廃棄物が安全に処理できるようになりました。
試運転開始

現地スタッフと協力して試運転開始。
実際の運転を行いながら、操作方法や維持管理の方法をしっかり覚えてもらいます。
環境分析

排ガス、灰などについての検査の様子。運転・分析を繰り返し、安全性を徹底的にチェックします。
引渡しへ

すべての確認が完了、引渡しとなります。
乾溜ガス化燃焼プラントは大きな装置ですが、自動運転のため、仕組みを理解していれば、現地スタッフだけでも運用していくことができます。
また、キンセイの協力会社であるタイの「JTエンジ」が、その後の管理をサポートしています。