株式会社キンセイ産業

  • 2015.12.24

    冬至をすぎました。

    かぼちゃを食べ、ゆず湯につかる。

    だんだんと日の出ている時間が長くなりますね。

     

    はっぴぃです。

     

    先週、モロッコに行ってきました。

    パリまで11時間、そこからラバトまで3時間。

    日中の気温は15度位。今年は暖冬で雨が少ないとのことでした。

    首都のラバト。

    壁に囲まれた街。

    様々な様式のモスク。

    クラシックな自動車と高級車。

    キラキラした瞳の子供たち。

    カフェでお茶するビジネスマン。

    開発国ならではの若い活気と落ち着きがある場所。

    夜が寒いからか、夜中までにぎわう熱帯の国とは少し違う。

    日本語を学べる大学もある。

    スマホの待ち受けが冴羽リョウの人もいました。

     

    外務省のODAニーズ調査の中で、日本の中小企業技術セミナーが開催された。

    廃水処理、教育、医療廃棄物処理。

    朝9時からお昼まで各テーマでプレゼンテーションを行い、ランチで解散となる2日間。

    日本語とフランス語が飛び交う。

    とりまとめを行うコンサルタント。

    競合はヨーロッパのフランス、ドイツ。

    日本商社さんも奮闘しているとのことでした。

    モロッコとして、工場誘致を進めたり、インフラ整備には国際入札で取り組んだりと積極的な政策を実施している。

    東ヨーロッパに近い感覚でした。

     

    ラバトの食事は、日本人の口にもあう味付けです。

    タジン鍋では、羊の肉が出てきたり。

    クスクスでは、世界一短いパスタで甘いソースで味付けされたり。

    パンがおいしいですね。

    コーヒーくださいと言うとエスプレッソが出てきます。

    ほとんどの人は甘いお茶を飲んでいます。

    アルコールは公では飲んでいません。

    看板に明かりのついていないような入口を入ると薄暗いバーがあります。

    生ビール、瓶ビールもあり、カサブランカ、フラッグなどの種類を楽しめます。

     

    第三セクターで実施している下水処理場。

    建設費は100億円。

    バイオガスのコジェネも備えた最新施設。

    フェスという旧市街が世界文化遺産になっている街の近く。

    困るのはオリーブの収穫時期。

    搾取するときにでるマルジンが大量に流れ込み、処理能力を超える。

    その時は、十分な処理が進まないまま、セブ川に。

    車で30分くらい離れた山にはごみの不法投棄。

     

    フェスの旧市街は迷路。

    壁に囲まれているのは同じ。

    外側に近いところは道幅が広く、中心に近づくほど極端に狭くなる。

    キャラバンが荷物を持ってきて、外側の商店で売るから、道幅は広い。

    街中心は個人の住宅なので、道幅は狭い。

    革細工も有名で、なめしをする工房がある。

    壺を使用し、なめした後、街の外の日当たりいい場所で乾かす。

    スリッパやクッションカバー、カバンにジャンパー。

    スリッパが有名だが、安いものの靴底には段ボールを入れてある。

    お店の人が実際に段ボール入りを見せて説明してくれます。

    ドライフルーツでは、ナツメヤシ、イチジクがお勧め。

    ナツメヤシは30から200ディルハムと金額によって品質がまちまち。

    試食して納得のいくものを買った方がいい。

    1kgの単価で書かれているが、0.5㎏や0.25㎏でも買える。

    その場合、計算が違うこともあるので支払いは気を付けてください。

    3時間の滞在、もっと長く見ていたい場所でした。

     

    学校に行く人の率はと聞くと、ほとんど行っているという人もいれば50%程度という人もいる。

    学費はアメリカからの援助も得ているとか。

    しかしながら、就職難であるため、若者はISに惹かれるとも。

    それぞれの考えがあり宗教に関わることはあまり話したくない。

    おばあちゃんの教えや妖怪話なら喜んで話せるのだが。

     

    初のアフリカ大陸でした。

    地球温暖化の視点でも、温暖化が進めば感染性の病気も増え、医療廃棄物の適正処理が求められる。

    アフリカもこれから直面する問題。

    ヨーロッパの影響が強く、滅菌による処理が推奨されている。

    しかし、焼却が一番確実で、安価で、減容化もできる処理。

    日本ならではの環境風土が育てた技術。

    競争力はある。

    産業にもなれば雇用にもつながる。

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